安産のためのセルフケア(ツボ療法)

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「妊婦さんにも安全」と表記されていても

妊娠中の薬の服用には、なんとなくイヤな感じがあるでしょう。
疲れた時、季節の変わり目、人ごみの中を歩く時、家族の誰かが風邪をひいた時・・・
自分は大丈夫かな? 赤ちゃんに影響ないかな? と少し不安になりますよね。
ご自宅で行うセルフケアで身体の機能を高め、病気になりにくい抵抗力をつけましょう。
胎児への悪影響はありませんので、安心して行えます。
悪阻(つわり)の軽減

悪阻(つわり)は個人差がありますが、辛いという人も少なくないでしょう。

つわりは妊娠5週目頃から始まり16週頃には落ち着いてきます。
現在の辛さがずっと続くわけではありません。

胸のムカムカには、手首や肘の周囲に生じた凹み、膝のお皿の斜め下にある「陽陵泉(ようりょうせん)」というツボを刺激します。
気持ち悪さを我慢しているときは、心身は緊張状態ですので、深呼吸をしたり、お腹や背中を緩めて、リラックスすることも大切です。
安定期に入ったら

下半身の力をつけるツボを使って、陰気(滋養したり回復させたり)の働きを高めます。
代表的なツボは、足の内くるぶしの上にある「三陰交(さんいんこう)」や、足の小指にある「至陰(しいん)」です。
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逆子の予防と改善

お腹の中の赤ちゃんは、温かい方に頭を向けます。
ですので、常に下半身や足が冷えている人(上半身がのぼせている人)は逆子になりやすいのです。

「至陰(しいん)」へのお灸は、下半身が温まり力がつくので、逆子の改善にも効果的です。
羊水がまだ多いうち(30週未満)であれば、セルフケアでも逆子の改善に期待できます。
胎毒(たいどく)の予防に

妊娠は、他人からみれば自然な事ですが、いざ自分が妊娠してからの10か月というのは、とてつもなく長く不安なものです。
溜まった疲労やストレスによる体調不良、不安・焦り・憤りといった心のアンバランス・・・

古来より、妊娠中の心身の不健康は、胎児の発育に悪影響を与えると考えられてきました。
東洋医学では、胎毒(たいどく)といいます。
ツボを使ったセルフケアで、疲労・精神ストレス・冷えを緩和して、母子ともに健康で安全な出産を目指しましょう。
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無料セミナー 家族にやってあげたいお灸教室

当院では、無料セミナー「家族にやってあげたいお灸教室」を行っています。
ツボの取り方や、セルフケアのコツなど、丁寧にアドバイスさせていただきます。
興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。
ブログ文責 橋本昌周